概要

北朝鮮に実在するとされる謎の組織「喜び組」の衝撃的な実態に迫ります。最高指導者の身辺世話を担う「五課」の一部とされるこの組織は、若い女性たちが半ば強制的に選抜され、過酷な訓練と性的奉仕を含む多様な役割を強いられます。選抜を逃れても、選ばれても、その末路は「収容所に片足を突っ込んだ」と例えられるほどの地獄が待っているという、目を背けたくなるような人権侵害が横行しています。

さらに、金正恩総書記が名付けた精鋭特殊部隊「防風軍団」の過酷な訓練内容や、最近のロシア・ウクライナ戦争への兵力派遣とその狙いについても深掘りします。なぜ北朝鮮が国際社会の非難を浴びながらも、ロシアとの軍事協力に踏み切ったのか、その背景にある国際的立ち位置の明確化や外貨収入獲得の思惑が明らかになります。また、金正恩氏の「人間の盾」とも呼ばれる過剰なボディガード体制の裏側には、意外なハリウッド映画からの着想があったことも紹介されます。

そして、この独裁国家を支える根幹である、国民に対する徹底した情報統制と「洗脳教育」の実態を詳述します。金日成時代から続く「主体思想」に基づいた「主体型人間」を育てることを目標とし、最高指導者への無条件的な服従を強制しています。特に「偶像化教育」が徹底されており、金日成金正日金正淑を「白頭山の三大将軍」として崇拝させ、彼らの偉大さを強調するカリキュラムが組まれています。「ドッポの時間」や「肖像画掃除」など、学校生活のあらゆる場面で反復的な洗脳教育が行われ、食料配給制度恐怖政治と合わせて、政権維持の三本柱となっています。しかし、近年では市場経済の発展や外部情報へのアクセス増加により、若者を中心に体制への疑問が芽生え始めているという、変化の兆しについても触れ、北朝鮮の未来について考察します。