概要
地球上には、かつて存在したとされるムー大陸、アトランティス、レムリア大陸といった幻の大陸の都市伝説が数多く語り継がれています。太平洋の広大な海域に存在したとされるムー大陸は、ジェームズ・チャーチワードが発見したというナーカル文書によってその存在が世に広まりました。しかし、彼の経歴には多くの疑問符がつき、後の深海探査や海底調査によって、その存在は科学的に否定されています。
一方、プラトンの著作に登場するアトランティスは、イグネイシャス・ロヨーラ・ドネリーによって大洪水伝説と結びつけられ、世界文明の起源とする大胆な仮説が提唱されました。エジプト文明とマヤ文明に共通点が多いことなどもその根拠とされましたが、近年では日本の海洋研究開発機構(JAMSTEC)がリオデジャネイロ沖で花崗岩の崖を発見し、アトランティスのような大陸が存在した可能性を示す物的証拠として注目を集めています。
さらに、フィリップ・スクレーターがキツネザルの分布から提唱したレムリア大陸は、ヘレナ・P・ブラバツキーによってテレパシーやクリスタル技術を持つ理想郷としてオカルト的な解釈が加えられました。これらの伝説の大陸は、互いに繋がりを持つとされる壮大な物語を形成しています。しかし、物語は過去だけではありません。大陸移動説に基づき、未来には地球上の大陸が再び合体し、クリストファー・スコテイゼが提唱するパンゲア・プロキシマという超大陸が形成されると予測されています。
この未来の地球は、灼熱の大地となり、哺乳類の絶滅に繋がる過酷な環境になるとも言われています。太陽活動の活発化や火山活動によるCO2大量放出で地球規模のサウナ状態となり、人類の未来に警鐘を鳴らしています。これらの幻の大陸の物語は、単なる都市伝説として片付けられないロマンと、地質研究や深海調査といった科学の進歩が解き明かす真実が交錯しています。果たして、人類は過去の謎から何を学び、未来の危機にどう立ち向かうのでしょうか。