概要

2032年に地球へ隕石が衝突する可能性が話題になったことをきっかけに、人類と隕石の知られざる関係を深く掘り下げます。NASAが発表した小惑星2024 YR4の衝突確率が数日で変動した経緯や、トリノスケールによるリスク評価の変遷を解説。過去には地球のすぐそばをかすめた小惑星2019 OK小惑星アポフィスなど、危険なニアミス事例が多数存在し、その中には発見が衝突直前だったケースも含まれていました。

実際に被害をもたらした事例として、2013年のチェリャビンスク隕石による空中爆発や、1490年の中国慶陽隕石衝突事件、そして日本の美保関隕石の落下事件を紹介。さらに、6600万年前にチクシュルーブ衝突体が地球に衝突し、恐竜絶滅を引き起こした壮大な歴史を紐解き、この出来事が哺乳類、ひいては人類の誕生に繋がったという「隕石ガチャの当たり」説にも触れます。

隕石は脅威であると同時に、未知の鉱物の発見や地球の起源生命の起源を知る手がかりとなる「宇宙からの贈り物」としての側面も持ち合わせています。また、オウムアムアのような恒星間天体や、13000年前から地球上空を飛行するとされるブラックナイト衛星といった謎多き天体の正体にも迫ります。そして、核爆弾による破壊や運動量伝達グラビティトラクターソーラーセイルといった地球防衛会議で検討されている具体的な対策、さらにはイーロン・マスク氏が推進する火星移住計画まで、人類が隕石の脅威にどう立ち向かうのか、そのシナリオを多角的に考察します。