概要

ベトナム中部のジャングル奥深く、ダナンから約40kmに位置するミーソン遺跡は、かつて2世紀末から17世紀まで栄えたチャンパ王国の聖地です。この王国はインド中国を結ぶ「海のシルクロード」の中心地として繁栄し、ヒンドゥー教の強い影響を受けていました。しかし、15世紀にはレイチョウによるジェノサイドと文化抹殺により、その存在は歴史から意図的に消し去られたとされています。

ミーソン遺跡に残された神殿群は、接着剤を一切使わない精巧なレンガ建築で築かれ、1000年以上もの時を超えて現存しています。その建築技術は現代でも再現が困難とされ、神殿の配置には天文学的な秩序が隠されているという説も。また、なぜベトナムの地にヒンドゥー教がこれほど深く根付いたのか、なぜ閉鎖的な山間部に聖地が築かれたのかなど、多くの疑問が残されています。

さらに、遺跡の至る所に刻まれたチャンパ文字は、一部を除いて未解読のままであり、その内容はコチャム語で書かれているため比較対象も少ないのが現状です。中には意図的に消されたような痕跡も見られ、彼らが何を伝えようとしたのかは謎に包まれています。この動画では、ミーソン遺跡の現地映像を交えながら、これらの未解明な謎を深掘りし、そのロマンと歴史の重みに迫ります。