概要
私たちの多くが「美」と聞いて思い浮かべるイメージは、実は世界共通ではありません。この動画では、視聴者からの「ダイエットと結婚」に関する相談をきっかけに、国や文化によっていかに美の基準が異なるかを探求します。特に、現代社会で問題視されがちな「肥満」が、特定の地域では豊かさや健康、ひいては美しさの象徴として高く評価されている事実に迫ります。
動画ではまず、BMIの国際基準と日本の日本肥満学会の定義を比較し、日本の肥満率の現状を概観。さらに、ナウル共和国をはじめとする南太平洋の島々で肥満率が極めて高い背景には、食の欧米化と遺伝的体質が複雑に絡み合っていることを解説します。そして、本題となる「肥満の女性がモテる国」として、アフリカ大陸西部に位置するモーリタニアに焦点を当てます。
モーリタニアでは、厳しい自然環境と食料難の歴史から、太っていることが「豊かさ」の象徴となり、結婚における理想的な花嫁像とされてきました。その結果、少女に強制的に食事を与えて太らせる「ルブル」という衝撃的な習慣が生まれ、健康被害や虐待といった深刻な問題を引き起こしています。しかし、この文化もまた、その国の歴史的背景と深く結びついています。
さらに、日本における「お歯黒」や「引き眉」、中国の「纏足」、首長族の「首長文化」、ムルシ族の「リッププレート」など、世界各地の多様で時に過酷な美の基準が紹介されます。それぞれの文化が持つ歴史的背景や意味合いを知ることで、現代日本の「痩せていることが美しい」という価値観も、相対的なものとして捉え直すきっかけとなるでしょう。この動画を通じて、美の多様性と、それが文化や歴史といかに密接に関わっているかを深く理解できるはずです。