概要
SNSで感動を呼ぶ動物救出動画の裏には、視聴者の善意を悪用した「やらせ」や動物虐待が隠されている実態が明らかになっています。意図的に動物を危険な状況に置き、その救出劇を演出する巧妙な手口が横行し、中には寄付詐欺を目的とする悪質なケースも存在します。ソーシャルメディア反動物虐待連合の調査では、短期間で数億回再生される偽動画が多数報告されており、その影響の大きさが伺えます。
これらの偽動画を見分けることは容易ではありませんが、同じ動物や背景の繰り返し、不自然な場所での撮影、救出直後の動物の異常な人懐っこさなどが違和感のサインとなり得ます。YouTubeポリシーも規制を強化していますが、日本の法律では撮影・投稿行為自体への明確な罰則はまだ不十分なのが現状です。
国内では、人気YouTubeチャンネル「モチマル日記」が、飼い猫モチマルの体調不良時や炭酸水を飲ませるなどの行為でSNS炎上を引き起こし、飼い主の配慮不足が批判の的となりました。また、海外でも韓国のYouTuberによるウェルシュコーギーへの暴行、インドのYouTuber シャルマによるポメラニアンを風船で宙に浮かせた事件、アメリカの少女がシーズーを洗濯乾燥機に入れた事件など、衝撃的な動物虐待事例が後を絶ちません。
動物虐待の背景には、動物に苦痛を与えることで快楽を得るサディズム、ストレス発散、そして復讐といった心理パターンが指摘されており、日本における摘発件数も増加傾向にあります。もし周囲で動物虐待が疑われるケースを見かけた場合は、迷わず警察や動物愛護センターへの通報・相談が推奨されます。あなたの行動が、虐待される動物たちの命を救う第一歩となるでしょう。